中津川県有林 山吹沢
全面皆伐により丸裸になった県有林山吹沢、手がけ始めて20年経ち、ようやく森らしくなってきました。
昭和5年(1930年)本多静六博士の寄贈によって生まれた中津川県有林は、秩父の美しい森林を末永く保存する風致林として整備されてきました。この貴重な地域の一部である中津川山吹沢地区は全面皆伐で見る影もなくなっていました、スギ伐採後の県有林2.2ヘクタールを県と協定をむすび活動をはじめました。私たちは、これからの森林整備のあり方を求めながら、豊かで多様な植生をもつ自然度の高い天然林として整備し「未来へつなぐ森」として豊かな森林を守り育てることが、源流から中流域、さらに海に至るまで多くの人々との交流と絆を深め、疎化のすすむ山間地域を様々な活動で活性化していくものと考えています。私たちは、そのような「未来へつなぐ森づくり」をこの中津川県有林で試みていきます。
※現在、災害により林道の通行ができません、健脚メンバーが徒歩で入山して巡回観察を行っています。
2022/05/08
山吹沢の巡回を行った
百年の森が担当している林は順調に再生している
・最初(2001/06/08)に植栽したブナは胸高径26.7(昨年は25cm)、20.4、14.0cm に 生育 している
・水上から2007年に運搬したブナも順調に生育している
・植林したブナは約140本が生育中
・県の森林再生事業は標高1350m付近の尾根までミズナラが植林されている
2021/05/11
林道の通行止めにより、大黒から現地まで徒歩にて巡回を行いました。
当会担当エリアのブナ林は順調に成育、2003年最初に東大秩父演習林から提供され植栽したブナは胸高径 25 cm 、樹高 8mを超しています、
2007年に日本大学から提供され植栽したブナは約 9割が 成育し胸高径 15 cm 、樹高 、樹高 8mに達しています。
2020/05/14
山吹沢の巡回及びブナネット撤去を行ったまずひと安心
標高 1100m付近では昨年に続き山留工事が行われている。
台風 の影響で、 山吹グランドキャニオ(?)が出来ている。
2019/ 05/31、8/26
山吹沢の巡回及びブナ幹に巻いたネット取りはずしを行ま。
NPO が担当した範囲の山は順調に回復ております。
2017/05/27
獣害防止ネットの補修と芽吹き観察
2016年10月29日
ミズナラ60本の植樹と獣害防止ネットの補修
2016年04月15日
作業:ブナを中心に生育状況の確認およびツル切り等保育作業とブナの位置情報取得と樹高測定
東京大学から提供された秩父産のブナは、前回2009年4月の計測以降ほぼ100%の生存率で、樹高も高いもので8.5mあり順調に育っていました。
なんだかんだと関わり続けて15年、形になるものです。
2015年10月31日
2005年植樹ブナの前で記念撮影
作業:成育観察・鹿柵修理・ミズナラドングリ植え付け(発芽試験)
参加者:13名
成育観察 鹿柵修理 ミズナラドングリ植え付け
2015年4月25日
作業:ミズナラ・トチなど60本を植樹
参加者:13名
2014年11月2日
作業:2月の大雪による雪崩や土石流による被害調査と今後のプランニング
参加者;17名
2013年11月9日
作業:植林とLエリアの土石流により倒壊したシカ柵の修理
参加者;22名でL・H エリアで実施
2013年6月30日
作業:下草刈り作業
参加者16名でL・H エリアの下草刈りを実施
Lエリアでは土石流によりシカ柵が倒壊し、多数の鹿入り込み、植栽苗や下草を食べつくされていました。
2013年 4月 25日
21日降雪による中止による代替実施
作業者:3名
植栽本数:イヌブナ(8 年生)26 本
ミズナラ(5 年生)20 本
植栽地区:C 地区ネット内
2013年 4月 21日 ≪中止≫
参加者:29名 天候:雪
初参加の方がNOKグループユニオンの皆さん含め10名、総勢29名で森林科学館まで行きましたが
予想以上の積雪で先遣隊の偵察の結果、落石や倒木が多く発生しており危険と判断し、やもなく中止の決定、なくなく撤収しました。
2012年 11月 3日
雲一つない好天に恵まれ、赤や黄に輝く山吹沢県有林で植樹を行いました
当日はTBSテレビNスタの取材が行われました
参加者は大学生・埼玉いきがい大学の皆さんとスタッフで22名
植栽樹種:ミズナラ 84本(正智深谷高校の生徒がドングリから育てた苗です)、イヌブナ5本、ウラジロ2、ウリハダカエデ12本、イタヤカエデ2本(苗は全て秩父の森で採取したドングリから育てた苗です)
作業:下草刈り作業
参加者10名(初参加2名)でL・A・C・H エリアの下草刈りを実施
2012年 5月 27日
植生調査
山吹沢植林地の現況詳細レポート→
参加者は大学生・埼玉いきがい大学の皆さんとスタッフで22名
植栽樹種:イヌブナ、ミズナラ
参加者は中学生・高校生・埼玉いきがい大学の皆さんとスタッフで15名
植栽樹種:イタヤカエデ27本、ミズナラ12本、クリ10本、トチノキ3本
2011年 4月17日
植樹したイヌブナの冬芽
参加者は埼玉いきがい大学の同期の皆さんとスタッフ全員で16名
秩父二中の中学生たちがドングリから育てたイヌブナの苗42本を植樹
ドングリから植えられるようになるまでに6年かかりました
2010年 11月3日
11月3日、晴天に恵まれ、美しく色づいた山々に囲まれて、10月30日天候不順で中止した植林作業を5人で行いました。
苗は、イタヤカエデ32本、ケヤキ1本、クリ1本、イロハモミジ2本、イヌブナ1本、ミズナラ1本の計38本。いずれも苗畑で大きくなったものです。
植栽地は、ヒノキ人工林を柵で囲ったエリアで、今後県民参加のイベントなどで植林を進めていきたいと考えています。
2010年 4月11日
参加者 29名
150本のブナを植栽
2009年11月1日(日)
樹高調査・鹿柵補修作業
参加者:20名
2009年8月27日(木)
参加者:8名 植生調査
植生を階層ごとに調べた。1区はクサギ・オオバアサガラ低木林、3区はオオバアサガラ低木林で、陽樹による低木林化が進行していた。
2009年6月27日(土)
下草刈り
参加者: 11名
2009年04月11日~12日(日)
4/11 準備作業(10名)
水植栽穴掘りと竹支柱(200本)の設置
4/12 植林作業 参加者 38名
好天に恵まれ、全員怪我もなく、230本のブナを植樹
2008年10月25日(土)
参 加 者 :28名
作業内容:ブナ 47本(日大苗を中津苗畑から移植)
トチ 21本(秩父二中ポット苗)
2008年4月13日(日)
ミズナラ146本、
イヌブナ37本、富士ブナ24本
2007年4月22日(日)
ブナ(日本大学/冷温貯蔵苗) 130
イヌブナ(秩父二中・2年苗) 100
ミズナラ(秩父二中・2年苗) 100
2003年4月28日
第一回の植樹
見渡す限り草木が無い無惨な姿