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秩父百年の森とは
山・里・街が連携した
未来へつなぐ森づくりを進めています
 埼玉県西部に位置する秩父地域は、山に囲まれその87%が森林です。その面積は埼玉県の32%を占め、この割合は全国の下から4番目に位置します。そのほとんどは、秩父多摩甲斐国立公園や武甲・西秩父などの県立自然公園に指定されており、山と川の恵み豊かな地方都市です。
 本来、森は広葉樹や針葉樹、高木や低木や下草、動物、昆虫、微生物まで、さまざまな生き物によって構成されています。それぞれが複雑に関係し合って、バランスを保っています。しかし現在、多くの森は人間によって乱伐されたり、単一な植生に作り替えられてしまっています。一部に原生林の姿を残しつつも、半分近くはスギやヒノキなどの人工林で占められています。森の資源を活用しながら、いろいろな生き物が生きていける本来の姿を取り戻していきたいと活動をはじめました。
 地域在来の樹種のドングリや種子を集めて苗を育て、大きくなった苗を山へ植樹、草刈りや獣害対策を行いながら森らしくなるのに10年以上のときを要します。長い時間と手間のかかる活動です。
 これまで顧みられることの少なかったカエデの樹液は、日本では自然の豊かな森林からしか採取することができません。樹液の活用は、森林を伐ることなく森林を活用する一つの手段を提供するものです。毎年を採ることのできる樹液の活用は、材のための育成林業と一緒に進められることで、人工林・天然林との統合的管理という新たな森林管理の可能性を秘めています。身近な食を通して、山の人々と都市の人々をつなぐ、分かりやすい森林再生の試みです。
 山から採れた樹液が、里のレストランや観光産業によって美味しい料理や食材に工夫され、街の人々が毎年この森の恵みを楽しめるような仕組みが出来れば、森林への共感を高めることができ、森林を大切にしたいという価値観を多くの人達と共有する契機となります。
冬から春への一時期、毎年のように街の人々が、この「森の食文化」を楽しみながら森に思いをはせるよう関係をつくりだすことは、森林の公益的機能が森の価値として街の人々に実感できるモデルを秩父の森林から見ることが出来ます。
 今、人と森が共生する時代を迎えていると言われています。森と素直に向き合い、この豊かな秩父の森林資源を保全していくために人と人、人と森が深く結びつくことが必要であると考え、未来の森林のために活動を続けています。
・秩父の森林率は87%           ・秩父の人工林は47%
1.設立趣意書・・・
2.定款・・・
3.ふたばの森 秩父市森づくり協定・・・
4.山吹沢県有林森づくり協定・・・
埼玉県・秩父市との森づくり協定は5年毎に更新されています。


 

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