秩父は長い日本列島の南の木々と北の木々の分布が重なり、多くの種類の樹木や草花に恵まれた「森のふるさと」でもあります。私たちの暮らしや文化にも深く関わっている秩父の森のことを皆さんと一緒に考える活動です。
第1回 荒川源流域の将来の環境を考える
2009.9.26

○荒川源流域の将来の環境を考えるため、NPO法人「森は海の恋人」代表畠山重篤氏に「森は海の恋人」と題してお話を伺い、荒川源流域の森林や水に関わっておられる各専門家の皆さんと地元中学生の皆さんによるパネルディスカッションを開催しました。
第2回 ~音楽は森を生かす~
2010.10.24
Believe、チェンバロと歌う
チェンバロの製作者であり、埼玉県内にお住まいの横田誠三氏をお招きし、木を活かすことの大切さや楽しさ、そして難しさについてお話していただきました。500年の歴史をもつチェンバロ1台には、10 種類以上の様々な木が使われています。果たして、日本や秩父の森で育った木から、すてきな音色を奏でる楽器をつくることができるでしょうか。私たちは、そんな森を育てていくことができるでしょうか。チェッバロの興味深いお話から、そんなことも考えてみました。
第3回 秩父の森をどう生かすか
2012.12.9
スギやヒノキの森は、営々と続けられてきた努力により漸く成熟の時をむかえ、多くの山が伐られ始めています。しかし、伐り出された木材は安く、林業 だけでは暮らせない現状は秩父の山も同様です。伐採後もコスト高や担い手不 足から施業が放棄され、森林の荒廃に拍車がかかることが危惧されています。 精密3Dスキャナによる森林調査という革新的な 技術によって立木の位置や材積などの森の情報が、すぐに得られる時代を迎え ています。この森の情報を山から街に、街から山にどうつなぐのか、新たな技術の会社を起ち上げた(株)Woodinfo 代表 中村裕幸氏にお話ししていただきました。
SP  秩父往還を語ろう
2014.12.20
「秩父の歴史と文化」と題して千嶋壽氏(秩父市立図書館館長歴任後退官現在に至る)よりお話ししていただきました。秩父往還は、秩父大宮(秩父市)から荒川渓谷沿いに秩父盆地を横断し、雁坂峠を越えて甲州に入り甲府に至る街道である。 古くから甲斐国、武蔵国両国間の往来に利用され、秩父巡礼や三峰参詣など信仰の道として利用され、戦国時代には甲斐国守護武田氏の北武蔵侵攻路の一つにもなった。
第4回 森が育む大切ないのち
2015.11.7


日本薬科大学薬学科准教授高野文英先生から「秩父の森の恵みを科学する」と題してお話をしていただきました。日本薬科大学教養教育センター長 教授野澤直美先生、生徒代表の参加して、秩父の森は大切な命をはぐむ大切な森、その森からの恵みの一つである薬になる木を通して、森の大切さと面白さを考えました。